ナカムラオニグモ Larinioides cornutus CLERCK,1758
(2005.04.15 名古屋市熱田区 名古屋国際会議場) 講演の聴講も疲れた!合間に庭を散策するも、管理された所では蝶も居なければ他の何もーーー。ふと桜の花びらの一片が目に留まる。おぉっ!しかし家主が見当たらない。周囲に目をやれば、足場糸の延長線に葉を2枚綴り合せた怪しげな形状(左画像)が! 開いて見るとナカムラオニグモ。(網があるからと言って、全てが常時網に占座する訳ではない。) 北方系の代表的なクモ。平地から山間部の草原に普通な種。垂直円網を張りその一端に巣を作り棲む。この分布の南限を連ねてナカムラオニグモ線(植村,1940)が設定され、分布を論じる際の目安となった。年平均気温15℃または年最低平均気温-3.5℃であるから、古くから昆虫の分布で論じられた本州南岸線(木下・河田, 1933)や、植物分布で設けられたハマオモト線(小清水, 1938)と同じである。 分布:北海道、本州、四国(北東部)。ナカムラの名は中村正雄氏に因む。
by nephila1
| 2005-04-15 00:00
| クモ目
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