空き家の網を探そう!/福岡市西区

●クモは必ずしも常に網に占座する訳ではない。巣(すみか)に潜んでいることも多い。そこで今日は空き家に見える網を探して廻った。網の周囲のあやしげな部分がターゲット。/2005.05.07

アオオニグモ Araneus pentagrammicus (Karsch 1879)
2005.05.07福岡市西区能古島
c0034881_819125.jpg
木々の間に垂直円網(あみの一部がない[切れ網])を張り、その一端に葉を半月状に丸めた天幕様の巣(画像左)を作り、其の中に潜む。網に獲物が掛かるとクモは"天幕"から一直線に飛び出してくる。この画像は、網と巣の関係を良く理解してもらえる構図だと思う。

c0034881_8191829.jpg撮影時に網に触れると、一気に飛び出してきた。急いで撮影しようとしたが、間に合わず、元に戻ってしまった。頼むから、もう少しだけ顔を出してくれっ!!

c0034881_8202658.jpg主はこんなに綺麗なクモ。早春のクモで、4月下旬から山野に出現し、7月まで。

ヤマシロオニグモNeoscona scylla (Karsch 1879)
2005.05.07福岡市西区能古島

c0034881_8212464.jpg若芽の3枚目と4枚目の間が巣。

日中、通常は垂直網の中央に下位占座するが、巣に潜んでいることもある。
c0034881_8214697.jpg上の巣をチョットだけ覗いたら飛び出してきた。
網の中央は画像下端の真中よりやや右。

コゲチャオニグモ Neoscona punctigera (Doleschall 1857)
2005.05.07福岡市西区能古島c0034881_822624.jpg
クモの左に信号糸(?)が見える。網は右下。2枚の葉を綴り合わせていたが、撮影のために開いたところ。



本当はアオオニグモ探索が目的だったが、30分程で直ぐに見つかった。アオオニグモは個体数が少ないが、主の居なさそうな網を探せば、遠目にも判る。効率よく発見できるかも!

●2005.05.08追記:翌日道すがら

オニグモ Araneus ventricosus (L. Koch 1878)   福岡市西区橋本
c0034881_2154852.jpg
身近なクモの代表選手。
幼体の時は網に占座するが、成体になると夜間にしか見られづ、昼間は枝陰に潜む。(巣は作らない)
鳥の餌食になるのを避ける為であろうと思われる。

●2005.05.15追記:再び能古島
主の見えない網のみを注意しながら山道を散策すると、先週同様に、個体数の少ないアオオニグモやコゲチャオニグモが容易に見つかった。
[PR]
by nephila1 | 2005-05-07 00:00 | クモ目


<< 佐賀福岡県境の南北では季節に1... 水辺のクモ >>